代表的なED治療薬3種|効果・値段・副作用・注意点などからおすすめをご紹介

最近でこそED治療の選択肢は増えてきていますが、それでもなおメインとなるのはED治療薬を用いた方法です。
何より80%を超える有用性と手軽さが魅力のED治療薬ですが、「どんな薬なのか?」「体にどんな影響があるの?」など疑問や不安があって当然です。
安心してED治療薬を服用するためにも、まずはしっかりとこの辺りの知識を身に着けておきましょう。

ED治療薬とは?

文字通りEDを治療するために用いられる薬剤のことで、日本では次の3種類が認可されています。
・バイアグラ
・レビトラ
・シアリス
それぞれの詳細は後述しますが、大まかにいうと「体の血流を良くしてペニスに血が集まりやすくする薬」です。
たとえばバイアグラの場合は服用後30分~1時間ほどで効果が表れ5時間程度継続しますが、この間は“性的刺激を受けると”若かりし頃を彷彿とさせるような力強い勃起を引き起こす効果があります。
射精後も効果は持続するので、少ないインターバルで復活する可能性も高く、セックスに対する自信をつける意味合いでも非常に高い効果が期待できるとされます。

副作用が心配……ED治療薬の安全性は大丈夫?

ED治療においてED治療薬は非常に有効ですが、普通の人にとっては馴染みがないこともあってか、間違った認識や偏見を持っている人も中にはいます。

【よくある間違った情報】
・催淫剤(媚薬)としての効果がある
・人体に危険な影響を及ぼす
・依存性がある
・ED治療薬なしでは勃起できなくなってしまう
・効果がある間は勃起が収まらない

たとえば「ICI治療」などを行うと数時間にわたって勃起状態が継続させることも可能ですが、これは副作用などではなく意図してそういう状態を望んでいます。
ここでいうとことの「意図せず」勃起が止まらなくなってしまうような状態に陥ることはありません。

ただ、ED治療薬を服用すると顔や体のほてり、頭痛、目の充血、めまい、動悸などの症状が副作用として起きる可能性は高いです。
イメージとしてはちょうどお酒を飲んだ時のような感じですが、これはED治療薬が持つ血管拡張作用による影響で、健康に甚大な影響を及ぼすことはまずありません。
しかし、服用している薬剤との組み合わせや持病などによってはED治療薬を処方できない場合もあります。

バイアグラ:効果、値段、副作用など

有効成分:シルデナフィルクエン酸塩
価格(1錠):25mg/1,300円、50mg/1,500円
効果が出るまでの時間:空腹時30分程度
持続時間:5時間程度
副作用:顔のほてり、目の充血、頭痛、動悸、鼻詰まりなどの症状が9割以上に現れる
併用禁忌薬:硝酸剤全般(ニトログリセリン含有剤)、塩酸アミオダロン塩酸塩錠、アミオダロン塩酸塩など
ジェネリック医薬品:あり

世界初のED治療薬として世界中で愛用され続けているバイアグラ。
一般にもよく知られていて、ED治療薬といえばバイアグラを連想するほど有名です。
食事の影響を強く受けるため空腹時の服用が求められ、短時間で強く効果を発揮するタイプです。
現在はすでに特許期間が終了していて、ジェネリック医薬品がいくつか発売されています。

レビトラ:効果、値段、副作用など

有効成分:塩酸バルデナフィル水和物
価格(1錠):10mg/1,500円、20mg/1,800円
効果が出るまでの時間:空腹時20分程度
持続時間:5時間(10mg)~10時間(20mg)程度
副作用:顔のほてり、目の充血、頭痛、動悸、鼻詰まりなどの症状が9割以上に現れる
併用禁忌薬:硝酸剤全般(ニトログリセリン含有剤)、抗ウイルス薬(HIV治療薬)、内服の抗真菌薬、抗不整脈薬など
ジェネリック医薬品:なし

バイアグラ同様、短時間でガツンと効果を発揮するタイプです。
水溶性および即効性はバイアグラよりも高くなっていて、より早く、より確実に効果を発揮するところが特徴です。
バイアグラは食事の影響を強く受けるため大変でしたが、レビトラは影響を受けづらいため管理が容易になっています。

シアリス:効果、値段、副作用など

有効成分:タダラフィル
価格(1錠):10mg/1,700円、20mg/1,800円
効果が出るまでの時間:空腹かどうかに関係なく3時間程度
持続時間:20~24時間程度(10mg)、30~36時間程度(20mg)
副作用:潮紅(ちょうこう)、ほてり、消化不良、背部痛、筋痛、鼻づまり、頭痛、四肢痛などの症状が3割程度に現れる
ジェネリック医薬品:なし

この3種類の中では最も後に開発されたED治療薬ですが、2018年現在、世界で最もフェアを持つED治療薬です。
最大の特徴は持続時間の長さで、服用から効果が発現するまでの時間は3時間程度と遅いものの、丸一日以上効果が持続するので管理が非常に楽です。
副作用なども弱くほとんど気にする必要がない程度なので、常用に近い形で使用している愛用者も少なくありません。

ED治療薬の個人輸入は危険!

たとえばバイアグラを医療機関で処方してもらう場合、1錠(25mg)で1,300円ほどかかります。
仮に毎回バイアグラを使用するとして、週2回ペースで使ってもひと月1万円ほどかかってしまうため負担が大きく、より安く、より手軽に手に入る個人輸入を考える人が大勢います。
医療機関を介す必要がない手軽さに加え、2割程度は安く購入できるので長い目で見ると非常にお得です。
しかし、個人輸入に潜むリスクを正確に理解していなければ、思いもよらないトラブルに遭遇する可能性があります。

そのバイアグラ、本物ですか?

個人輸入で購入するED治療薬は、どこでどうやって作られたものか分かりません。
もちろん本物のED治療薬を流通コストの関係で安く購入できる可能性もありますが、人体に甚大な影響を与える偽物や粗悪品の可能性もあります。
万が一にもそういった悪質なものを使用しないためにも、確実に安全なED治療薬が手に入る医師の処方を受けましょう。